和製ラタトゥイユ

夏野菜をなんでも煮込むラタトゥィユは、ほんとに美味しいものです。かぼちゃ、ナス、ニンジン、ピーマン、キャベツ、それに玉ねぎとトマト。味付けはニンニク、塩コショウ、時にはベーコンを入れたり。
ただ煮込むだけなので、熱いときにもらくらくクッキング。パスタに乗せたり、パンと食べたり。ご飯にも合います。このラタトゥィユと似た料理が、うちの地方のお盆料理にあります。「かいの子汁」です。
名前の由来は分かりませんが、お盆の精進料理で、8月14日と15日の朝、ご先祖様に作ってさしあげます。材料は、夏野菜ならなんでも。ただし、玉ねぎやニンニク、ニラなど香りの強いものは入れません。
替わりに、干しシイタケと戻し汁、ゴボウやオクラが入ります。面白いのは押大豆を入れること。そして味噌で味付けすることです。野菜昆布を入れると、なお美味しくなります。朝、熱いものをお供えしますが、冷めてからが美味しいのです。
野菜の甘味と、香り、そして大豆の歯ごたえに味噌の風味が、病みつきになります。子供の頃は、好きじゃなかったけれど、ラタトゥィユで、ほんとの野菜のうまみを知ってから、味わえるようになりました。
すり胡麻をいれたり、油揚げを焼いてトッピングしたり、各家庭でいろいろな作り方があるようですが、これを食べると、あ、お盆だなー、と思います。それに、便秘が即効で解消します。これ、ほんと。森カンナ出演!